展覧会

この都市で目が覚めて

人間、交通、情報、紙幣、様々なものが止まる事を知らずに動き続ける都市。
建ち並ぶビルは列島を覆う山脈であり、張り巡らされた交通網やインターネットは水脈が如く絶え間ない循環を生む。野を駆け回る事ができない私たちは不幸なのだろうか?いや、これが私たちにとっての“新しい自然”である。
表象としてではなくありのままに現前する都市という環境に対し、私たちはいかに振る舞うのだろうか。その情動的な作用/反作用に目を凝らす。


出 展:OJUN、藤元明、菊地良太、久野彩子
会 期:2016年7月16日(土)〜7月26日(火)[休廊日なし]
時 間:13:00〜20:00
会 場:HIGURE 17-15 cas(地図
    東京都荒川区西日暮里3-17-15
入場料:無料
キュレーター:青木彬

 

プロフィール


OJUN

山の人生・第一日(2009) 撮影:宮島径 ©O JUN, Courtesy Mizuma Art Gallery

山の人生・第一日
撮影:宮島径
©O JUN, Courtesy Mizuma Art Gallery

1956 東京都生まれ
1980 東京芸術大学美術学部油画科卒業
1982 東京芸術大学大学院美術研究科油画専攻修士修了
2007 文化庁芸術家在外派遣研修員としてアルゼンチン・ブエノスアイレス滞在
近年の主な展示に「O JUN展 まんまんちゃん、あん」(国際芸術センター青森・2016)、「O JUN−順光品々−」(void+・2016)、「DOMANI・明日展・PLUS」(アーツ千代田3331・2016)、「O JUN―描く児」(府中市美術館・2013)など。

 

藤元明

REFLEXIONS photo : Nobutada OMOTE

REFLEXIONS
photo : Nobutada OMOTE

1975年東京生まれ。東京藝術大学卒業。1999年コミュニケーションリサーチセンターFABRICA(イタリア)に在籍後、東京藝術大学大学院を修了。「NEW RECYCLE®」をテーマとして、社会、環境などで起こる人の制御出来ない現象を作品として可視化している。絵画・オブジェクト・映像・インスタレーションなど様々な手法で展示やプロジェクトを展開。都市の隙間を活用するアートプロジェクト「ソノ アイダ」を主催。主な展示に「HEYDAY NOW」(COURTYARD HIROO・2015)、「Negentoropy」(HAGISO・2014)など。

 

菊地良太

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1981年千葉県生まれ。クライマーは岩の前で身体を駆使して登るだけではなく、岩の中にある凸凹を見つめ、細かな割れ目やポイントを探しラインを見つけ出す。10 代の頃より行うクライミングの、そういった物の見方や探し方を制作に取り入れ、郊外の見慣れた風景や忘れ去られてしまっているものに対して生まれる新しいラインを探る。主な展示に「AT ART UWAJIMA S ITUATIONALLY」 (2013)、「SIDE CORE – TOKYO WALKMAN 」(hiromiyoshii roppongi・2015)など。

 

久野彩子

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route

1983年東京都生まれ。2008年、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻卒業。2010年、東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻(鋳金)修士課程修了。目に入った都市空間の様々な要素を切り取って再構築し、蝋で形をつくり、ロストワックス鋳造技法を用いてシルバーや真鍮、ブロンズ等の金属に置きかえて作品を制作している。主な展示に「記憶の輪郭」(NANATASU GALLERY・2016)、「侵蝕」(3331GALLERY・2015)などがある。

 

青木彬(キュレーター)

1989年生まれ。東京都出身。首都大学東京インダストリアルアートコース卒業。在学中に「ひののんフィクション」「川俣正TokyoInProgress」などのアートプロジェクトの企画・運営に携わる。メインストリーム/オルタナティブを問わず、横断的な表現活動の支援を目指す。これまでの企画に「『未来へ号』で行く清里現代美術館バスツアー!」、「うえむら個展 ここは阿佐ヶ谷」などがある。現在はTAV GALLERYのキュレーターとしても活動中。

 

会場


HIGURE 17-15 cas

住所:東京都荒川区西日暮里3-17-15
WEBサイト:http://hgrnews.exblog.jp/

《アクセス》
JR山手線/京成線/日暮里・舎人ライナー日暮里駅 北改札西口から徒歩6分
JR山手線/東京メトロ千代田線/日暮里・舎人ライナー西日暮里駅 西口から徒歩8分

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