加藤啓 × 千野秀一 《人形サーカス》
光よ、降り注げ!音よ、賜れ!オブジェ/コンテンポラリーアート、フィギア/舞踏、曲芸/パフォーマンス、楽音/演劇、他者/自己、細密画/アッサンブラージュ、時間/場所、主体と客体は環境の中へ溶け込み、全てが融和した際、沸点を超克する!
日程:2014年4月5日(土)19:30〜/4月6日(日)18:00〜
会場:テルプシコール(東京都中野区中野3-49-15-1F)地図はこちら
料金:3000円
予約:Email
FAX 03-3262-6708
☆加藤啓作品展覧会
4月6日11:00〜15:00 入場無料
☆トークセッション『客体/環境/主体』
4月6日/15:00〜16:30 入場無料
出演:前田耕作(美術研究)×北里義之(音楽批評)×宮田徹也(美術/舞台批評)
協力:宮田徹也
舞台監督:白澤吉利
照明:ソライロヤ
制作:美学校
写真撮影:飯村昭彦
ビデオ撮影:坂田洋一
加藤啓(かとう・けい)
le-cirque-miniature, le-mime-illuminette (シルク ミニアチュール ,ミーム イルミネット)
海辺で採集されたモノたち:流木、貝殻、プラスチック、魚網屑…、で作られた人形たち、オブジェと、その‘場’の光、風、音、時間を感じるようなパフォーマンスを行う。
1949 愛知県瀬戸市に生まれる。
1969 大野一雄舞踏塾に学ぶ。
〃 美学校立石鐵臣細密画教場に学ぶ。
~2013 展覧会、舞台美術(山田せつ子、中嶋夏等)多数。
1991 ~ シルク・ミニアチュール,ミーム・イルミネットを始める。野外、画廊、パーティー、劇場など多様な機会に実演。
2013 操りと音楽(千野秀一)のパフォーマンス:PUPPEN-ZIRKUS をベルリンにて、初演。
千野秀一(ちの・しゅういち)
(c) 北里義之即興音楽家。1970年代からピアノ、キーボード、ラップトップ奏者としてポピュラーから実験音楽まで多岐にわたって活動中。アルバムに『ユクエフメイ』『200001111』など。ポピュラー音楽で活動した後、1980年代から実験的即興的な音楽に進む。ダウンタウン・ブギウギバンド、ワハハ本舗、A-MUSIKなどに参加。2010年よりベルリン在住。2012年7月、間島秀徳展《時空の機軸》(キッドアイラック・アートホール)にて及川廣信と共演。その他演劇、ダンスとのコラボレーション多数。
前田耕作(まえだ・こうさく)
アフガニスタン文化研究所所長。ユネスコ・アフガニスタン文化遺産保護国際調整委員。文化遺産国際協力コンソーシアム副会長。1933年生まれ、1957年名古屋大学文学部卒、1975年より和光大学教授(アジア文化史・思想史)。2003年3月和光大学退職。1964年名古屋大学アフガニスタン学術調査団一員としてバーミヤンを訪れて以来、アフガニスタンほか、西アジア、中央アジア、南アジアの古代遺跡の実地調査を行う。アフガニスタンに関する文化研究を進めると共に、2003年7月より日本信託基金に基づくユネスコによるバーミヤン遺跡の保存修復事業に従事。主な著書:『巨像の風景』(中公新書1986年)、『バクトリア王国の興亡』(レグルス文庫1992年)、『宗祖ゾロアスター』(ちくま新書1997年)、『ディアナの森』(せりか書房1998年)、『アフガニスタンの仏教遺跡バーミヤン』(晶文社2002年)、『アジアの原像』(NHK出版2003年)、『玄奘三蔵、シルクロードを行く』(岩波新書2010年)『アフガニスタンを想う』(明石書店2010年)等。
北里義之(きたざと・よしゆき)
1955年東京生まれ。大学卒業後、音楽批評と関わり、『ジャズ批評』『ステレオ・サウンド』『MJ 無線と実験』『ミュージック・マガジン』などで執筆。60年代ニュージャズ、フリージャズにはじまる音楽の「革命期」を中心に、即興演奏を含むマイノリティーの音楽、オルタナティヴな音楽を幅広くあつかう。90年代に関心を声の領域に拡大、歌謡曲から即興ヴォイスまでをジャンル横断的に論じながら、音楽に限らない声の諸相の探究を進める。なにより演奏の現場で起こっていることを重視し、音楽企画・制作・CD通販をおこなう「音場舎(おんばしゃ)」を運営、黒田京子、齋藤徹、風巻隆、篠田昌已らの演奏活動に密着しつつ、ミニコミの発行、コンサート企画、CD製作などを通じて、大きなメディアには載りにくい音楽情報を掘り起こす努力を重ねる。著書に『音の力』(共著、インパクト出版会)や『サウンド・アナトミア』(青土社)などがある。
宮田徹也(みやた・てつや)
1970年横浜生まれ。日本近代美術思想史研究。岡倉覚三、宮川寅雄、針生一郎を経て敗戦後日本前衛美術に到達。ダンス、舞踏、音楽、文学、哲学、批評、研究、思想を交錯しながら文化の【現在】を探る。